父の日の救急車

今日は午前、午後と私が開催するセミナーがあって、無事終わった!って夕方にはのんびりしてました。

やらないといけないことが残っていて、また例によって遊んだりのんびりしたり少し寝たりしながら、少しずつやってました。

8時過ぎに食事を終えていつも通り、ソファでうとうとしていた夫が立ち上がって寝に行くのかなと思っていたら戻ってきて

「胸が痛い」

と苦しそうにしています。

少し様子を見ましたがあまり変わらなそうなので、救急車を呼びました。

119番にかけたのですが

「事故ですか、救急ですか」

って聞かれるんですね。

救急車要請専用の番号かと思っていました。

保険証を出してとだけ夫に伝え、私は色々考えて、準備。

もし入院となったら何がいるかなと、自分の時のことも思い出しながら考えましたが、荷物になるので結局、思いついたのは歯ブラシだけでしたw

夫も、保険証やらお金やらを準備した後で、歯磨きしてましたw

私も夫も半袖だったのでスウェットを袋に入れて、どうせ待つのだろうからとスマホのモバイル充電器も持ちました。

家にあった麦茶のボトル、のど飴。

仕事が気になりPCを持って行こうか迷いましたが、どうせ集中できないので、iPadにしました。

キンドルアンリミテッドのくだらない漫画とか読んでいようという作戦です。

そんなものをあれこれ入れていたらすっかりバッグが重くなりました。

救急隊はものの5分ほどで到着して、びっくり。

男性2人と女性1人です。

玄関で

「靴カバーをして入っていいですか」

って聞かれました。

そして

「保険ありますか?保険証、お持ちになってくださいね」

とも。

ベッドに横になっていた夫はあれこれ質問をされて、車椅子に乗せられて運ばれていきます。

「ご主人の靴を持っていってくださいね」

と言われて、靴を持ち、家に鍵をかけて階下に降り、車椅子からストレッチャーに乗りかえて救急車に。

促されて私も乗り、女性の隊員さんに保険証を渡し、その間に別の隊員さんが連絡を取ってくれて、最初の病院にはどうも断られたようで、次の病院が警察病院でした。

右胸の痛みだったのですが、心臓を疑われたようで、心臓外科のある病院ということだそうです。

割とすぐに病院が決まり、搬送は10分強だったのかと思います。

救急車がサイレンを鳴らしていても、無視して普通に走っていく車の多いこと。

夫は痛みはあるものの、意識もはっきりしているし、救急車の中で測った血圧は夫にしては少し高めに思えましたが普通の数値で、簡単なものらしいですが心電図を見るモニターも普通で、血中酸素濃度も96くらいだったようで少し低い?程度でした。

コロナのワクチンをしているかを聞かれ、私が「4回」と答えたら「5回」と本人が訂正して、この辺りでもうすでに、救急車呼んだのは正しかったのか、自信を失ってましたw

とりあえず到着して、夫はすぐに処置室に運び込まれて、私は入ったところすぐの事務の窓のところで名前や住所や電話番号を書いて提出。

待合室には何人も、待つ人たちがいました。

びっくりしたのは、腕にデカデカと誰か男性の戒名の刺青をいれ、足のくるぶしあたりにも派手な花の刺青を入れたまあまあお年の女性がウロウロしていたことです。

その女性が中に来ているのは明らかにスケスケな感じの短いネグリジェで、上にシルクっぽいガウンを着ていました。

寝ようとしているところに急な病人だったのかな。

私もすでに化粧を落として完全すっぴんだったので、人のことは言えないですけれども。

さらにびっくりしたのは、おばあさんぽい感じの患者さんで、ストレッチャーに乗せられて検査室に運ばれていったのですが、運ばれながら

「触っちゃだめ!」

と看護師さんに怒られていて、どうやら頭に怪我をして、それを触ろうとしたらしく、少し頭に血が見えました。

その人が多分検査が終わって帰ってきた時、ふと見たら、少しどころではなく頭は血だらけ。

服も上の方は血だらけ。

でも特に何事もなかったのように、普通の感じで世間話しながら運ばれてました。

シュールだわ。

夫も検査室に運ばれ、戻ってまた処置室に戻り、全部で2時間くらい待ったでしょうか。

やっと呼ばれたので処置室に入ると、先生が説明してくれました。

「色々調べましたが、いたって健康です」

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

なんなのー

「何かが隠れているかもしれないので明日の朝、CT画像を専門の先生に診てもらう必要はありますが、まあ僕がみるところ、何もなさそうです」

肋間神経痛の可能性もある、とのことですが、痛みはだいぶおさまったものの、なくなったわけではなく、ちょっと嫌な感じ。

何か大きな問題があっても困るのですが、いたって健康と言われるとそれもなんだかねえ。

複雑な患者の妻の心。

娘には救急車を呼んですぐ連絡したら、

「そっちに行こうか?」

と言ってくれたのですが、そこまででもないと判断して断って、よかった。

それにしても、LINEで「お父さん」とどちらかが書くたびに、背景が父の日仕様に変わるのに若干イラっとさせられたことは記しておきますw

また少し待ち、夫が処置室から出てきて、それからまた少し待って支払いをして、タクシーを呼んで帰りました。

帰って11時過ぎでしたが疲れ果てたので、家にあったアイスクリームを二人で食べました。

忘れられない父の日になりましたが、忘れたい気もします。

まあきっと、これからはこんなことも時々起こるんだろうな。

とりあえず、なんでもなくてよかったです。

父の日の救急車

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