昨夜、日が変わるかという頃に、いつも通りうたた寝していた夫が起き出して、お祝いということで頂いていたシャンパンを飲む、と言い出しました。
私もお付き合い。
娘は珍しく眠いと言って、先に就寝。
私は1杯だけ飲んで、パタリと寝ました。
お酒を飲むと翌日いつも浮腫むし胃の調子が悪いと思っていたのですが、寝る直前に飲んでおせんべいまでおつまみに食べてしまった割に、目覚めは良好でした。
顔を洗って軽く化粧をして、朝ごはんへ。
娘と私が和食、夫が洋食をチョイス。
いつもと反対です。
けれど、夫に運ばれてきたパンのサンプラーを見ていたら、これが美味しそう。
娘はチョコクロワッサン、私はメープルデニッシュに心を惹かれていたところ
「お持ちしますよ」
と言ってもらったことに甘えて、パンまで頂くことにw
和食はとにかく全てが繊細で、薄味でした。
注文してから土鍋で炊いたというご飯はとにかく美味しくて、お茶漬けの用意があったこともあって、お代わりしてしまうくらい。
私はお米はあまり食べないので、夫が
「珍しいね〜」
と驚いていました。
オレンジのジュレ寄せのデザートまで出てきて、ひとつひとつが美しいので
「やっぱり和食にすれば良かったかな」
と夫は少し後悔したらしいです。
洋食も普通に美味しそうでしたが、どこでも食べられるという意味ではやはり和食ですね。













食後のカフェオレを頂いて部屋に戻る際、夫は自転車を借りて私と娘が乗るカートを追いかけてきました。
緩いのですがずっと坂なので、ちょっと大変そうw


部屋に戻ってから夫は引き続き自転車であちこち行ってみる、と出かけていき、私と娘はのんびりお喋り。
お昼を過ぎても全くお腹が空かず、お昼はパスすることにしました。
自転車の旅から戻った夫が縁側のソファに座っていると、
「猫がいる」
というので見てみると、確かに猫が覗いています。
しばらくすると近くにやってきて、しばらく私たちの様子をうかがっていました。
「ねこにゃ!」
と呼びかけると耳がぴく、と動きます。
猫にあげられるようなものがあれば良かったのですが、もちろんそんなものは何もなくて、残念。
冷蔵庫にミルクはありましたが
「牛のミルクだしねえ、猫には良くないよね」
「冷蔵庫に猫のミルクがあったら、それはそれで怖いよね」
などとアホな会話をしながら、しばらく「ねこにゃ!」「ピク」で癒されました。


後になってTwitterに猫の写真をあげたら、先日清水寺にご一緒したアマングループファンの方が
「ずっと会いたいのにまだあったことがない」
とおっしゃっていたので、アマネム好きの方には有名な猫ちゃんなのかしら?
人懐こいというわけでもないけれど、全く怖がりもしない大人しい猫ちゃんが相応しいこのホテルは、不思議な異空間のたたずまいで、静かで、時間がゆっくり流れているかのようです。
昨日来たばかりなのに、もうずっと、滞在していたかのよう。
ゆっくりさせてもらいました。

どうやら数日前にはジャスティン・ビーバーが奥さんと共に来ていた様子。
娘が彼のインスタグラムで発見した画像は、明らかにアマネムの景色とレストランでした。
そんなことでプチ盛り上がりしながら、昨日に引き続きおやつタイムへ。
お昼は食べずとも、お菓子は逃さない私たち。
これがまた、絶品でした。
今日はゼリーと和菓子は基本同じですが、クッキーはアイスボックス、ケーキはバスクチーズケーキ。
昨日のガトーショコラに引き続き、お代わりしたい、と夫が言うくらい。




チェックアウトの時間が迫っていたので、30分ほどで名残惜しくも部屋に戻り、パッキングを完成させて、カートで表玄関まで行って、そこから車に乗り換えて賢島駅まで送ってもらいました。
とても贅沢な、還暦のお祝いでした。
こんなに家族でゆっくりするのは久々のことで、家にいるのとはまた違う、良い時間になりました。
来たいからとすぐ来られるようなホテルではないのですが、頑張って仕事をして、また来られたらいいな。
東京に帰る娘は名古屋に向かったので、私たちは鳥羽で途中下車して大阪行きに乗り換えました。
鶴橋で降りると、すっかり「帰ってきた」感じになって嬉しい反面、現実に戻った感じもするのが寂しいような。
夢のような時間を過ごした後にお馴染みの感情ですね。
娘のいなくなった家も相変わらずちょっぴり寂しいけれど、1ヶ月後には年末でまた帰ってくる予定。
それを楽しみに、しばらく仕事を頑張ろうと思います。